開催情報

会長から(第2報)

第96回日本感染症学会総会・学術集会の一般演題の登録を2021年10月4日から10月31日まで行います。

会員の皆様にはぜひ奮ってご登録をお願い申し上げます。

学会の最も重要な意義は、一般演題を通じた質疑応答にあると私は思っています。もちろん、特別講演をはじめシンポジウムやワークショップなども学会の重要な要素ですが、それよりやはり充実した一般演題が最も大切な要素と思います。

私自身も初めて一般演題で発表したときのことや、そのための準備、発表のあとの質疑応答など今でも鮮明に覚えています。特に若い先生方にはぜひ一般演題をご発表いただき、自分の研究の成果を披露していただきたいと思っています。

研究の内容は試験管を振って得た基礎的な実験の結果から実際に経験した臨床例の集計などさまざまなものがあると思います。それらの結果を公表することによって、ときには批判を浴び、ときには賞賛を浴び、ますますその研究が充実したものになると考えます。

皆様もご存じのことと存じますが、日本感染症学会が単独で開催されるのは今回が最後となり、次回からは日本化学療法学会との合同開催になることがすでに決まっております。

最後の日本感染症学会にぜひ皆様からの多くの一般演題のご登録をお待ちしております。

2021年10月4日

埼玉医科大学 感染症科・感染制御科 前﨑 繁文